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腰痛を考える ⑦

心因性腰痛の「心因性」の部分を、
誤解される方がたまにいらっしゃいます。

「心因性」の痛みは、断じて

気のせい ではないですし
なまけ者の病気 でも
心が弱いから でもありません。

ある一部の人だけが発症するものではないし
もしかしたら
貴方や貴女も、それが「心因性」とは気づかずに
経験したことがあるかもしれないし、現在経験している
かもしれません。(ぼくは経験したことがあるのですが)

その痛みは 長期間つづくことが多く
そして ときに激烈であり
その人の日常生活を困難にすることがあります。

医師の診察や検査を受け、外科・内科的な見地から
重篤な疾患が見当たらない場合には、心因性腰痛を
疑ってみることをおすすめしたいです。


心因性腰痛の原因としては
◯ 過去のトラウマティックな出来事
◯ 現在感じているさまざまなストレス
◯ 未来に対する不安や恐怖
◯ 自分の身体機能を信じきれない・信頼できない
  (または自分の身体は弱いと信じこんでいる)
・・ことなどが考えられます。


Dr サーノ流に言えば
心因性の痛みとは、
脳が創りだしてしまう痛みなわけですが、

でもそれは、脳の暴走による厄介な痛みなどではなく、
自分の心身を守るための防衛措置として
痛みを出現させることで精神を守っているんだ、
ということになります。
(痛みに注意を向けさせることで過去の嫌な記憶や現在・
未来への不安・恐怖etcの苦痛から逃れることが出来ます)

ヒトの身体って、ホントに不思議だし ホントに良くできてんなあ
って思います。


はくけい堂
2013.11.04


「PTSDの症状とそのケアについて」 のレポートは過去にUP
したものですが、心因性腰痛のケアに対しても ぼくの考え方
は同様(青字部分)です。良かったらご笑覧ください。
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腰痛を考える⑥

「心はなぜ腰痛を選ぶのか」って、

どういう本なのか?って、

あたりを今回は

まえがきから抜粋って、

ことで。

。。。。。。。。。。。。。。

腰、背中、頚、肩に発生する痛みを診るようになったばかりの頃、わたしはその診断と治療をしていて非常にやりきれない気分になり、また苛立ってもいた。従来の診断と保存的(非手術的)治療法では、矛盾だらけの不本意な結果しか得られないのだ。患者に診断と治療法の根拠を説明する間、自分の説明は生理学的にも解剖学的にも筋が通っていないという気がして、身の置きどころがなかった。

(略)

背骨の構造異常 -老化による通常の変形、先天的な痛みなど- はX線撮影で簡単に確認できるため、、たいていの医師は、そのせいで痛みが発生していると診断した。筋力の衰えや筋違い、捻挫のせいで痛みが発生すると信じていた医師もいる。さらに、腰、背中、首、肩に痛みが出ると、腕や脚につながる脊髄神経の近辺に構造異常が見つかれば、どうしてもその構造異常に原因を求めてしまう。その診断が科学的に正確であるものかどうかなど考慮もしない。しかし、病歴聴取と理学検査を入念に行うと、原因だとされた部位に問題はなく、骨や椎間板の異常では所見の説明がつかないと判明することが多かった。それでもやはり痛みの原因は背骨にあるとされた。

(略)

一九八一年、わたしは身体に現れた症状は不安の代役だと信じていた。のちに考え方を少し変えると、疾患の実体をはるかによく理解できるようになり、したがって、治療効果も増大した。微妙ながら重要な点が変わり、無意識の心理的現象には身体症状が必要だ、と考えるようになったのである。

(略)

ある医学論文のために同僚の精神分析医スタンリー・コーエンと共同研究を行っていたとき、彼が「身体症状は、ひょっとしたら不安の身体的表現ではなくて、精神分析医のいう防衛機制が機能した結果ではないだろうか」といった。身体症状は不安の身体的表現であるというのは、わたしが長年取り組んできた仮説だ。防衛機制という言葉は、そのメカニズムを考えると、多少誤解を招く恐れがあるような気がするが、それはともかく、防衛機制が働く(この場合は、身体症状が現れる)のは、当人の注意を心から身体にそらし、無意識下の(抑圧された)ある感情に気づいたり向き合ったりするのを避けようとするからである。抑圧の役割をこのように新たに解釈したことは非常に画期的なことだった。わたしがこの問題に取り組み始めてから一五年後のことである。


上記の赤字部分は天才的発想だと思います。
この本のこの部分から、ぼくは臨床においてたくさんのヒントをもらっています。


2013,09,02
はくけい堂


サーノさんの第一作目「ヒーリング・バックペイン」もオススメ。

サーノさんの本がいくら売れても、ぼくになんの得があるわけじゃ
ゴザイマセンから 皆さんご安心クダサイね、ってことで。

腰痛を考える⑤

心はなぜ腰痛を選ぶのか
ジョン E.サーノ (著), 浅田 仁子 (著), 長谷川 淳史 (著)


実はこの本、巷じゃ
「読むと腰痛が治る本。」

なんて呼ばれてたりします。

って言っても、新手のナントカ商法とは通じていませんから
ご安心を。


また、

「この本は有名な気功師が気を
入れてる本でして、
読むと、あら不思議!
何故かしらん腰痛が完治するんです」


とかっていう、えせスピリチャル系の類でもありませんから
ご安心を。


そして、
一時期流行った
自己啓発本の類でもありませんからご安心を。


この本の要旨をごくごく簡単に言ってしまえば、

「器質的な原因が認められない(または認められたとしても)
慢性腰痛の多くは
心理的な要因がだいぶ関与しているよ」というもの。
(もちろん、心理的要因が全く関与しない痛みもある)

「その間違った医学的知識を正したり
日頃、抱えているストレス・トラウマに気づくことで
多くの腰痛患者が救われる可能性があるんだよ」というもので、
朝日新聞の一面記事と同じ事を言ってるわけです。


実際の話、過去に担当した慢性腰痛をかかえる患者さんのなかにも
この本を理解することで長年の痛みから解放された方が何人かいまして、
ぼくが心身症に興味を持ち、心理学を真剣に学ぼうと考えたのは
この本がキッカケなのでした。


次回から数回かけて
”心因性腰痛”をお題にしてみっか、なんて思っとります。


2013.08.12
はくけい堂


この本の著者は米国の整形外科医サーノさんて人ですが、
ぼくは氏の宣伝部隊員でも工作員でもありませんからご安心をW

腰痛を考える④

>1ヶ月以上痛む腰痛にマッサージの効果は根拠なし
>の件、ぼく個人の考えでは

 「そうそう、その通り。」

>に分類されます。



「ぼく個人の考え」と、前置きしてはじめますけれど
急性期から1ヶ月間かけて、局所をマッサージ
(なり、鍼なり、整体なりを) してみても、痛みや不快感が
とれなければ、マッサージに対する費用対効果は低い
と思っています。


ただし、

「局所のみのマッサージ」

に関して。



以前、患者さんの肋骨を矯正したことで、足の痛みを
取り去ることに成功したことがありました。

それらの経験から・・・


もし、患者さんが「腰が痛い」と訴えたしても 

その原因は頚にあるかもしれないし、
肩関節にあるかもしれないし、
膝や股関節にあるかもしれない。
(頚や肩や膝や股関節をほぐせばイイ)

腹腔内蔵が呼吸運動と同調していないせいかもしれないし、
骨盤内臓の変位が神経をイタズラしているかもしれないし、
横隔膜が捩れたまま固着しているせいかもしれない。
(お腹をほぐしてあげたらイイ)

ただの運動不足が原因で、
背中をストレッチすれば解消できるのかもしれないし、
(効果的なストレッチを指導したらイイ)

栄養素の過不足から起こる筋肉や神経系の問題で
食事を改善していけば治るのかもしれない。
(毛髪診断やってます)

歯医者さんに通院を始めてから腰痛が始まったのだとすれば
噛み合わせのズレに端を発しているかもしれないし、
(歯科技工士でしたから相談してください)

子供の頃のなんらかのトラウマが原因ならば、
精神科や心療内科、臨床心理士のもとに通って
それを開放しなければならないかもしれない。
(心理学の学生してます)

または、
西洋科学では解明できていない「経絡(ツボの流れ)」の
変調かもしれない。
(実は、はりきゅう師やってますから相談してくださいw)

まぁなんにしろ、

腰が痛いんだから、腰をほぐせばイイんだ」という考え方は
ナンセンス
だと思っているわけです。
(そして、腰痛の原因はひとつとだけとは限らない)

人間の身体は(心も)すべて1つでつながってんですから、
何処かに変調をきたせば、長い年月をかけて(または短期間に)、
遠い場所(たとえば腰)に影響を及ぼしたとしても、なんの不思議も
ありゃしません。

今回は、
「奥さん、症状は多角的に分析したほうがイイっすよ。」
「マッサージも使い方次第ですがね、旦那ァ。」
っていうお話でした。



2013,08,07
はくけい堂


旦那と奥さんがなぜ急に登場したのかは不明。

腰痛を考える③

腰痛、推定2800万人 40~60代の4割、悩む
(朝日新聞デジタル)

主な腰痛治療法のお薦め度
~日本整形外科学会などによる腰痛治療指針から~

強く推奨
 ・抗炎症薬、鎮痛薬

3ヶ月以上痛む場合
 ・抗不安薬
 ・ストレッチなどの運動
1ヶ月以上痛む場合
 ・考え方の偏りを直し、行動の仕方を変える認知行動療法

推奨
 ・腰痛コルセット

3ヶ月以上痛む場合
 ・抗うつ薬
 ・脊椎固定の手術
3ヶ月未満の痛み
 ・温熱療法

推奨しない
 ・安静(ヘルニアや骨折など明らかな原因がない場合)

根拠なし
・腰を引っ張る牽引療法

1ヶ月以上痛む場合
 ・マッサージ

。。。。。。。。。。。。。。。

上記を、
鍼灸・マッサージ・整体を生業(+歯科技工士+心理学を学ぶ学生)とする
ぼくの立ち位置から見ると

「そうそう、その通り。」という部分と、
「え~、そうですかねー?」という部分が混在しています。

ちなみに
1ヶ月以上痛む腰痛にマッサージの効果は根拠なし
の件、ぼく個人の考えでは

 「そうそう、その通り。」

に分類されます(ゴメンナサイ、ドウギョウシャサマ)。
そんなことやあんなことを次回にでも。


はくけい堂
2013.07.19

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はっけー

Author:はっけー
●静岡県下田市須崎で鍼灸整体院を営業しています。

はくけい堂治療院 
hakukei.net

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蟹座。AB型。


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『田舎哲学者の気さくさで話しつつ、内には剃刀のように鋭利な知性を保つべし』
by ジョージ・グッドハートDC


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金田朋子


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●座右の銘
『体に良いことばっかりしてちゃ
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