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心的外傷後ストレス障害について

今年度 最後のレポート「PTSDの症状とそのケアについて」
が帰って来ました。よかったらご笑覧下さいませ。

。。。。。。。。。。。。。。。

来年度は「遊びと学び」を

かならず両立させます! 

たいものです。


そして、

「死ぬまで勉強」

「遅咲きの狂い咲き」

(ヤラシィ意味ではなくてですねw)

↑をモットーに、

頑張ってまいる所存でございます。
ご愛顧の程、どうぞよろしうお願いいたします。

。。。。。。。。。。。。。。。

「PTSDの症状とそのケアについて」

はじめに
 PTSD (Posttraumatic stress disorder-心的外傷後ストレス障害)という言葉はメディアなどでよく聞きよく目にするが、専門家でなければ実体がよく解らない心理学の用語である。このレポートではPTSDの理解を深めるため、“PTSDの症状”を説明し、その後で “PTSDのケア”について、鍼灸師としての立場から筆者なりの考えを述べる。

1)トラウマとは
心理学において心的外傷を意味する“トラウマ”の直接的起源は第一次大戦以降の戦争にあるとされる。第一次大戦下ではイギリスの精神科医マイヤーズ、フロイトやその弟子であるアメリカの精神分析家エイブラム・ガーディナーらが、兵士たちが訴える心身異常を調べあげ報告した(マイヤーズは兵士たちの心身症状を「シェル・ショック」と名付けたが、精神医学界は「戦争神経症」という名前で統一した)。「ガーディナーの戦争神経症の研究が現在のPTSDの概念の基礎を(小西聖子・白井明美(2007):グリーフケア・トラウマケア. P107)」つくり、後のベトナム戦争では帰還兵たちの治療や研究がPTSDの概念確立に繋がった。

2)PTSDとは
トラウマティックな体験から1ヶ月以内では症状が強くてもPTSD(心的外傷後ストレス障害)とは診断されない。アメリカ精神医学会の診断基準DSM-IVにおける診断条件は、「トラウマ反応のうちの一定の症状、一定の組み合わせが1ヶ月以上続く(小西聖子・白井明美(2007):グリーフケア・トラウマケア. P130)」ことである。またトラウマ体験後の精神障害は必ずしもPTSDだけではなく、大うつ病・全般性不安障害・PTSDの3つが多く見受けられる。

3)PTSDの症状
PTSDの症状として、①再体験、②回避・麻痺、③過剰覚醒、が主要三症状として挙げられる。以下に、それぞれの症状を説明する。
① 再体験とは、思い出したくないのに思い出してしまう侵入的な思考・知覚などの記憶の想起であり、事件当時の場面だけでなく、感覚や痛みが蘇ることもある。フラッシュバックが起きることもあり、その時には「自分が誰で、ここが何処であるか」という見当識が失われることもある。
②  回避とは、トラウマに関する思考・感情・会話を回避することをいう。しかし、「思い出さないようにしているにもかかわらず『思い出すと止まらなくなり、なにもできなくなる』(小西聖子・白井明美(2007):グリーフケア・トラウマケア. P135)」ことがあり、そのとき患者は侵入的想起と回避の間を揺れ動き苦しむことがある。麻痺とは、健忘や感情の範囲の縮小のことである。この健忘は記銘の障害ではなく、想起の障害であると考えられている。また感情の範囲の縮小とは、嬉しい・楽しいなどの陽性感情とともに、怒り・悲しみなどの陰性感情も生じにくくなることである。
③ 過剰覚醒とは、自律神経系の失調状態であり、睡眠困難、易刺激性、集中困難、恐れやすくなる、などの精神状態をいう(交感神経系の緊張状態が記銘や想起に影響をあたえることが基礎的な心理学実験によって明らかにされている)。
 また、トラウマティックな体験の後には“解離(非現実感、身体・感覚・感情の麻痺など)”もよくみられる。

4)PTSDのケア
  人が病んだときには病が何であれ、必ず

栄養・身体・心理の三方向からその人の状態を

全体的に捉えるべきである。

PTSDに関しては心理的アプローチが不可欠

であるが、

意識レベルと無意識レベルへ2種類のアプローチ

が必要と考える。

意識レベルに対しては、カウンセリングで

トラウマとなった記憶や思考を整理する。

無意識レベルに対しては、記憶や思考が

肉体に直結し(心拍・血圧・自律神経系等への)

悪影響を与えている回路を遮断するため、

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)

の施術を臨床心理士らのプロに依頼することも

ひとつの方法である。

また過度のストレスを受けた生体はビタミン・

ミネラル・栄養素が不足することが多いため、

食生活を改善して治癒への土台とする。

さらに肉体のケアも重要であり、ストレスに

晒された人の筋骨格系に

生じた大きな緊張を緩めて自律神経系をバランス

させ、精神を安定させるひとつのキッカケとする。

心理療法の成功を最短時間で導くために、

栄養や身体の状態を最善に保つことは大切

である。

つまりホリスティック(全人的)な観点から

“その人の内面”に接するべきであって、

外に現れている症状にアプローチするべき

ではないという考え方である。
【90点】


引用文献 小西聖子・白井明美 2007: グリーフケア・トラウマケア. 武蔵野大学

参考文献 シャピロ F.(著) 市井雅哉(監訳) 2004: EMDR-外傷記憶を処理する心理療法- 二瓶社.
 


2013,01,31
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