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腰痛を考える⑥

「心はなぜ腰痛を選ぶのか」って、

どういう本なのか?って、

あたりを今回は

まえがきから抜粋って、

ことで。

。。。。。。。。。。。。。。

腰、背中、頚、肩に発生する痛みを診るようになったばかりの頃、わたしはその診断と治療をしていて非常にやりきれない気分になり、また苛立ってもいた。従来の診断と保存的(非手術的)治療法では、矛盾だらけの不本意な結果しか得られないのだ。患者に診断と治療法の根拠を説明する間、自分の説明は生理学的にも解剖学的にも筋が通っていないという気がして、身の置きどころがなかった。

(略)

背骨の構造異常 -老化による通常の変形、先天的な痛みなど- はX線撮影で簡単に確認できるため、、たいていの医師は、そのせいで痛みが発生していると診断した。筋力の衰えや筋違い、捻挫のせいで痛みが発生すると信じていた医師もいる。さらに、腰、背中、首、肩に痛みが出ると、腕や脚につながる脊髄神経の近辺に構造異常が見つかれば、どうしてもその構造異常に原因を求めてしまう。その診断が科学的に正確であるものかどうかなど考慮もしない。しかし、病歴聴取と理学検査を入念に行うと、原因だとされた部位に問題はなく、骨や椎間板の異常では所見の説明がつかないと判明することが多かった。それでもやはり痛みの原因は背骨にあるとされた。

(略)

一九八一年、わたしは身体に現れた症状は不安の代役だと信じていた。のちに考え方を少し変えると、疾患の実体をはるかによく理解できるようになり、したがって、治療効果も増大した。微妙ながら重要な点が変わり、無意識の心理的現象には身体症状が必要だ、と考えるようになったのである。

(略)

ある医学論文のために同僚の精神分析医スタンリー・コーエンと共同研究を行っていたとき、彼が「身体症状は、ひょっとしたら不安の身体的表現ではなくて、精神分析医のいう防衛機制が機能した結果ではないだろうか」といった。身体症状は不安の身体的表現であるというのは、わたしが長年取り組んできた仮説だ。防衛機制という言葉は、そのメカニズムを考えると、多少誤解を招く恐れがあるような気がするが、それはともかく、防衛機制が働く(この場合は、身体症状が現れる)のは、当人の注意を心から身体にそらし、無意識下の(抑圧された)ある感情に気づいたり向き合ったりするのを避けようとするからである。抑圧の役割をこのように新たに解釈したことは非常に画期的なことだった。わたしがこの問題に取り組み始めてから一五年後のことである。


上記の赤字部分は天才的発想だと思います。
この本のこの部分から、ぼくは臨床においてたくさんのヒントをもらっています。


2013,09,02
はくけい堂


サーノさんの第一作目「ヒーリング・バックペイン」もオススメ。

サーノさんの本がいくら売れても、ぼくになんの得があるわけじゃ
ゴザイマセンから 皆さんご安心クダサイね、ってことで。
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