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内臓感覚

IBS(過敏性腸症候群)の研究をしている医学博士が書いた
「内臓感覚 ~脳と腸の不思議な関係~」 という本を読みました。
とてもおもしろいことが書かれていたのでちょこっと抜粋。


脳機能そのものが、進化的には末梢臓器

なしにはありえなかったわけであるから、

司令塔・命令者としての脳だけでなく、

もっと別の、末梢臓器からの信号によって

初めて成立する脳機能のあり方をを考えて

みてはどうだろう。

たとえば、感覚遮断の有名な実験がある。これは、かなり過酷な実験で、視覚、
聴覚、触覚など、末梢からの刺激を遮断したまま人間をしばらく置くと、脳は
自分自身で刺激を作り出すため幻覚が現れるが、人間はこの状態に長時間は
耐えられないというものである。この実験には、遮断できないので内臓感覚は
含まれていないが、末梢の重要性を示す例だろう。

(略)
このような脳と末梢臓器の関係は大変

興味深く、むしろ大真面目に取り組むべき

問題であると確信する。


脳は脳自体では外界を見ることができない。末梢臓器である
眼球からの信号と脳内にある視覚の機能モジュールを使ってやっと見えるのである。
(内臓感覚 P226/福土審・NHKブックス)」





「腸をはじめとする内臓感覚の研究が進めば、脳の意識形成の過程も解き明かされる
のではないか。内臓など存在しなくとも脳は正常に機能できるのか。成長後は脳の
中に回路が形成されてしまっているので本当のところは脳の発達を加味して調べな
ければわからない。内臓感覚をサブリミナルな水準でも軽減させた場合、人間の
意識は果たしてへんかするのだろうか。
内臓からの求心性の信号と脳腸相関の先

には、意識の根源を問い直すような壮大な

地平も広がっている。
(同・P230)」



異議なーし。
脳至上主義反対ー。

この医学博士の主張は、生命物理学者・清水博が言う、
「生きているシステムの中の情報には、本来、心身の実在的区別などありえない」
という、バイオホロニクス理論
にも通ずると思うのです。
実に興味深い本でした。


はくけい堂
2011.12.4
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